就活なんてバカな奴がするもんだと見下すニートの兄

難関私立大学を休学したままもうすぐ1年が経とうとしている兄は、いつも自室や1階のリビングでだらだらと過ごしている。テレビを見ていたり雑誌を読んでいたり、先日見たときは、どこで買ったのか陶芸専門の雑誌に目を通していた。



1歳下で兄より出来が良くなかった私は中学受験の段階で二流の大学附属校に進学し、そのままストレートで大学まで進んだが、気に合う仲間たちに囲まれサークル活動などそれなりに青春も謳歌している。兄は知名度の高い中高一貫校からストレートで難関私立大学に合格したが、中学高校の6年間はまさに勉強漬けの日々だった。そして兄は東大が第一希望だったので、それに落ちて難関私立というのは、兄にとっては不名誉なことだったので、仮面浪人をするかどうか迷っているうちにニートになってしまったのだ。

Q2.労働安全衛生法と労働基準法の関係はどうなっていますか。:労働問題Q&A(改訂版)【8.安全衛生・労働災害】/JILPT

就活なんてバカな奴がするもんだと見下すニートの兄は、今は自分は本気を出していないだけなんだと自分で自分に思い込ませているようだ。父も母も私でさえも、そんな兄に何も言ってやることはできない。学生時代の努力を知っているだけに、ここにきて疲れてしまった兄の気持ちもわかるからだ。このままでいいわけないとわかっているのはほかならぬ兄自身で、今の状態から抜け出すきっかけを待っているのだと思う。

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私は兄にバカにされながらも就職活動に励んでいる。それは、学歴がなくても、本人の努力で認めてくれる社会がこの先に待っていることを兄に見せてやりたいからだ。他者の目なんか気にせず自分が思った道に進むことが許されていると、兄にわかってもらうために、私は毎日就職活動を頑張っている。